屋根塗装の色選びで失敗しないための4ステップ

屋根塗装の色選びで失敗しないための4ステップ

屋根の色は家屋のイメージを大きく左右します。「イメージと違ったから塗り直そう」とはいかないので、塗装作業の前に業者としっかり打ち合わせをして慎重に進めていきましょう。
とはいえ、どんな点に注意して色を決めればいいのか、ピンと来ない人も多いかもしれません。そこで簡単なポイントをお伝えできればと思います。

外壁など他の部分とマッチした色にする


屋根の色はそれ単体で考えてはいけません。外壁など家屋の他の部分と親和性のある色にしないと、家全体のカラーバランスが崩れて、デザイン性を損なってしまいます。
ただ、どんな色が良いか判断するのは、プロのデザイナーでもないと難しいです。そのため、基本的には「自分が好きな色で、家のイメージをそこまで損なわない色」くらいざっくり考えれば大丈夫です。
その上で塗装業者に「この色だと、どうですか?」と尋ねてアドバイスをもらいましょう。

ぴったりの色を自分で探したい人は、色見本のサイトを参考にすると良いでしょう。
配色には、捕色や類似色など、さまざまな基本原則があります。これを守れば、家屋全体のイメージを崩さない色を選べます。

複数の色を候補として持っておく


屋根の色を選ぶとき、いきなり一つに決定するのではなく、いくつか候補を持っておきましょう。理由は、色によって機能性が異なるためです。
黒い色は光を吸収しやすく、白い色は反射しやすいという話はよくありますが、他の色にもこうした特徴はあり、屋根の色を選ぶ際はこの点も考えなければいけません
(色ごとにどんな機能があるのかは次の3で説明します)また一色に絞ってしまうと、プロの目から見たときに「その色は避けたほうが良い」と思う色を選んでしまっていたとき、取り返しがつかなくなる恐れがあります。
失敗しないためにも、なるべく多くの色の候補を出しておき、その中からプロと話し合いながら一つに絞るのをオススメします。

機能性も考えて選ぶ


赤や橙などの暖色系は、色あせしやすいため、塗り直しの頻度が寒色系よりも多くなります。一方、寒色系は色あせしにくいですが、雰囲気が暗くなります。
ただし、日本はもともと瓦文化のため、全体的に黒系・灰系・寒色系の屋根が一般的のため、周りの家屋との調和を考えると、寒色系〜黒系の色を選んでおくのが無難ではあります。
もっとも、最近は塗料のクオリティも上がっており、暖色系でも色あせしにくかったり、白系でも汚れがつきにくかったりという塗料も少なくありません。
つまり、塗料の機能性が色に依存しなくなりつつあります。そのため「汚れが目立たないほうがいいから黒色で」と、色と機能性をつなげて考える必要はあまりありません。
純粋に自分が欲しい色と機能をそれぞれ分けて考え、最終的にその希望が叶えられるかプロに聞いて判断を委ねるのが良いでしょう。
ただし注意点として、業者によって取り扱っている塗料や得意な塗料は違います。そのため、業者Aでは皆さんの希望を実現できても、業者Bでは不可能といったケースも少なくありません。
なので実際の発注前には必ず、複数の業者で相見積もりを取りましょう。インターネットの評判などだけを頼りに、いきなり「ここの業者に頼もう」と絞ってしまうのは、後悔のもとです。

カラーシミュレーションを入念に行う


カラーシュミレーションをする方法として、ネットのシュミレーションツールを使う方法や、展示会などに参加する方法があります。
ただ、どんな方法を取るにせよ、カラーシミュレーションでは以下の2点を必ず意識してください。
①最後は必ず自分の目で見る
②晴天、曇天、雨天のそれぞれで確認する
オンラインの配色確認ツールや色見本などで済ますのではなく、先に挙げたモデルルームを見るなどのリアルで確認できる方法を取りましょう。
オンラインの色とリアルな色は全く別物です。その好例が天候の影響で、晴天と曇天のどちらで見るかによって、色の見え方はまるで違います。
また塗装を考える上で大事な考え方に「面積効果」があります。簡単にいえば、塗装面積が大きいほど、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見えます。
そのため、まったく同じ色でも見え方が変わってきます。モデルルームでは良い感じだったのに、自分の家の屋根は大きさが全く違ったため、イメージ通りにいかなかったというケースも少なくありません。
加えて家族などがいる場合は、必ず全員で確認しましょう。人によって色の見え方や好みは微妙に違うので、きちんとすりあわせておくことが大切です。
屋根の塗装はけっこうな費用もかかり、失敗したからもう一回というわけにはいきません。事前にしっかり考え、プロのアドバイスも聞きながら、慎重に進めましょう。

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